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栃木 万引検挙が過去10年で最多 少年と高齢者の二極化

栃木 万引検挙が過去10年で最多 少年と高齢者の二極化

万引検挙、過去10年で最多 少年と高齢者の二極化 栃木

2009年12月23日 産経ニュース参照

今年の栃木県内の万引事件の検挙数は11月末までで1984件と、過去10年間で最多となっていることが22日、県警への取材で分かった。少年の犯行が4分の1を占め、低年齢化が深刻化する一方、長引く不況の影響で高齢者が食料品などを盗むケースも多く、県警では「犯行の二極化が進んでいる」とみている。

県警のまとめによると、11月末までの検挙数は1984件、1903人と、前年(1~12月)の1890件、1620人を大幅に上回っている。このうち、少年は前年比92人増の498人で、全体の26・2%を占めている。

年齢別では、逮捕・補導された高校生は206人、中学生226人、小学生31人(11月末現在)と、過去10年間で初めて中学生の数が高校生を上回った。小学生も前年比20人増で過去10年で最悪のペースと、低年齢化が進んでいる。

県警などによると、検挙数の増加は、店舗側が警備員の配置など万引対策を強化した結果という側面もあるという。

しかし、少年の万引の手口は年々巧妙化している。県内に店舗を持つスーパーの幹部は「数年前までは周囲を気にしながら盗む子供が多かったが、最近は大胆な犯行が目につく」と話す。5、6人で店を訪れ、監視の目を撹乱(かくらん)する役や実行役など役割分担している少年グループも多く、「最近は万引に罪悪感がないのでは」と頭を抱える。

一方、高齢者の犯行も顕著だ。店舗側からは「昨年秋の不況以降、万引件数が2倍になった」「失業した中高年による万引が増えた」との声も。万引で検挙された65歳以上の高齢者は423人と、5年前(平成16年)の239人から大幅に増えている。

県内のスーパー各店舗では、総菜などの被害が目立つ一方、家電などの換金性の高い商品の被害も増えているという。「派遣切りなどで生活苦に陥るなど、経済的理由から犯行に及ぶ高齢者が増えている」(県警幹部)といい、警察と店舗だけでなく、行政との連携も急務といえる。

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